長い期間をかけて育成した問題解決に強い人材は、改善や改革を未来永劫続ける経営のお宝人材なのです。
なのに
それは、人材の意識が変わっていないからなのです。
一歩立ち止まりながら、成長を見守ることも時には必要です。
問題の根本的な原因は見えない部分に潜んでいるケースが多く、これを取り除いたり、解決しない限りは問題の再発を繰り返します。
見えない部分に意識を向けるには、洞察力、気付き力、想い描く力が必要です。
意外かも知れませんが、洞察力を高めるには『お掃除』が簡単・最適なトレーニングなのです。
そのトレーニングとは?
洞察力を磨くには、モノでも情報でも、まずは分けることから始めます。
必要なモノ・不必要なモノ
必要な情報・不必要な情報
モノや情報を分けることから始めないと、問題を複雑に考えることになります。
まるで、知恵の輪を解いているかのうようにです。
問題が複雑化すると、問題解決へのモチベーションが低下していきます。
こうならないためには、問題をシンプルに考えるクセを付けることが重要です。
問題をシンプルに考え、解決への糸口が見つかると、問題解決のモチベーションが一気に高まります。
問題をシンプルに考えるクセを付けるためにも、モノや情報を必要・不必要の区分で分けることから始めましょう。
必要なモノや情報と不必要なモノや情報
「いらないモノゴトは棄てる。」ことも重要。
ここで『棄てる』という習慣を身に付けておかないと(躾)「もったいないから。」という理由を付けて
様々なモノや情報が残り、乱雑さが増すばかりです。
問題解決も同じ。
必要な情報・必要の無い情報を分ける力が備わっていないと問題そのものを難しく考えるようになります。
難し考えると「問題解決に挑もう!」というモチベーションが弱化します。
日頃の「分ける」行動が、思考に反映されることで、問題をシンプルに考えられるようになるのです。
いるモノゴトといらないモノゴトを分けた後に残るのは、いるモノゴトだけです。
のこった必要な事柄の意味を考えることが「清掃」です。
モノゴトをピカピカに磨き上げながら、よく観察するように。
清掃とは「磨きをかけながら、その意味を知る。」という意味があるのです。
油圧ホースを磨いたのなら
・どんな機能があるのか?
・どんな目的があるのか?
・なぜこの場所に設置されているのか?
そう、考えながら磨き上げるのです。
リーダーなら、何を考えて磨くのか「テーマ」を与える必要があります。
ここが「洞察力」を高める訓練になります。
・今日は、油圧ホースの役目の説明をするので、その後に清掃してください。
「当事者意識を持て!」と、若い頃上司からよく言われました。
当事者意識とは、『そのモノゴトに自分が直接関わっている』と理解していることです。
また「当事者能力」とは『そのモノゴトを知識と技術を使って遂行できる。』ということです。
問題解決にも「問題意識」「解決能力」が備わって
問題
問題解決力を身に付けても、その方法を部下や後輩に上手く伝えられず、意気消沈するケースが少なくありません。
リーダーには、『説明力と説得力』が必須で、その基本はコミュニケーション力です。
業務遂行や課題/問題解決を展開するとき、部下や後輩の思いや考えを汲みながら伝え、心理的抵抗を下げなければ上手くいきません。汲み上げないまま伝えると、相手は抵抗を示し問題解決行動は停滞します。職場の問題意識や解決思考の成長を促すには、コーチングやコミュニケーションの心理学も大切です。
株式会社知識経営研究所では、8年間で500名を超える問題解決リーダーを育成した人材育成のプロフェッショナル集団です。
このリーダー達は「お掃除」をコアとしたトレーニングを積み、問題解決力とそれををあきらめないメンタルを手にしています。
「お掃除」といっても、ただのお掃除ではありません。それは「新5S思考術」といい
整理・清掃・整頓・清潔・躾×(コーチング心理学+NLP)から生まれた職場で行う体験型教育です。清掃は「自分で見て・考えて・考えることで気付き力を高める。」ことができ、簡単に日々継続できる活動です。このトレーニングは、問題解決リーダーのスキルを磨き上げるプログラムです。
このプログラムは、個々のセッションをセミナー(オンライン対応可)で開催したり、育成したい問題解決リーダー像を描きながらお客様毎の組み合わせも可能です。
モノの清掃はもちろん、業務フローや情報整理にも威力を発揮するため、営業セールス、接客、オフィスワーカーなど様々な職種の修了生も多くいます。
「話がうまくて面白い!」「やる気になった!」「もっと早くセミナーに出席すれば良かった!」などの声が続き、レピート率90%超えの講師が「おはなし」いたします。
今後の、人材育成計画や教育訓練計画の見直しにお役立ていただける内容です。「新5S思考術」で、気付き力を対話を通じて定着させ、さらなる問題解決に強いリーダー育成を狙う経営者、経営幹部、管理職、リーダーに最適な内容です。