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脳の自動操縦モード│マンネリの原因に気づくきっかけ

今回は、『脱マンネリ!』について、おはなしします。

今年も残すところあとわずかですね。
あなたは、どんな1年をすごしましたか?

私は、多くの方に出会い、多くの影響を受けながら、年甲斐もなく成長を感じた1年でした。
そして、私をサポートしてくれた仲間達に、感謝の気持ちでいっぱいです。
本当に、ありがとうございます。

2023年のコラムも、今日が最後です。
どうぞ、お付き合いください。

Something Newで、何か新しいことに気付く。
慣例的な行動や思考を客観的に見つめることができ、あなたの脳が、多くの視点に気付き、それを受け入れられるようになりますよ。

脳は燃費の悪い臓器

朝、目覚めたあなたは、洗面台に向かい寝ぼけ眼で、鏡に映る自分を見ています。
そして、いつもの日課である、歯磨きをはじめようとしています。
歯ブラシを手に取り、ブラシには、歯磨き粉をいつも通り乗せ、歯磨きの準備が進みます。

そして、あなたは手を動かし、口を開けてブラシを歯に当てます。
さて、この時、あなたは白く並ぶ歯の、どの部分にブラシを当てましたか?

前歯ですか?
右上奥歯ですか?
左下奥歯でしょうか?

私たちの脳は、とても燃費の悪い臓器です。

脳は、全身にある臓器で使われる酸素のうち、8%が脳で使用されるほど、多くのエネルギーを消費する臓器で、日々、一生懸命働すぎるほど働いています。

いつも、一生懸命働いてくれる脳に感謝しなければなりませんね。
ところが脳は、一生懸命働き続けるとヘトヘトに疲れてしまうので、ある戦略をもって疲労を避けようとしています。

それは、「自動操縦モード」です。
「自動操縦モード」は、無意識に行動出来るよう、脳内にプログラムを作り上げ、これを無意識のうちにロードするプロセスです。

脱マンネリ

脳の「自動操縦モード」プログラム

あなたが、歯を磨きはじめるとき、いつも同じ所から、それも、無意識にブラシを当てていませんか?
これは、まさに「自動操縦モード」プログラムがロードされ、実行されている瞬間なのです。
ちなみに、いつもと違う場所から意識的に歯磨きをはじめると・・・・・

とっても、ぎこちないブラッシングになってしまいますよ。

「自動操縦モード」プログラムは、少しでもムダなエネルギーを消費しないように構成される脳内プログラムです。
もし、歯磨きをするとき、小さなプロセスまで考えていたら、いつまでたっても歯磨きをはじめられなないし、詳細なことまで考えていると、脳がヘトヘトになってしまいます。

この「ヘトヘト」を避けるために、脳が最小のエネルギーで活動できるよう「自動操縦モード」があるのです。

ほんと、人の脳って、ほんと、すごいですよね。

ところが、この「自動操縦モード」は、いつもと同じ思考や行動をとるようになるので(それも無意識のうちにです。)何か新しいコトへの気付きを除外してしまいます。

つまり、目の前で起こっている”変化”に気付くことなく、意識さえできなくなるのです。
これが、続いてしまうと「マンネリ化」が起きてしまいます。

自動操縦モードが起きるのはこんなとき

「自動操縦モード」は
・会議やミーティング中
・作業中
・問題解決中
・改善活動中
・通勤中
・食事中
・飲み会中

など、様々なシーンにローディングされるプログラムです。

もしも、あなたが「あっ いつもと同じことやってる」と気付くことが出来れば、その瞬間が、新しいことに気付こうというモチベーションが高まった時です。

Something Newで、何か新しいことに気付く。
いつも無意識でやっていることを探してみませんか?

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