だれでもカンタン!
脳のクセを使った説明力・説得力を身に付けるトレーニング
先日、WEBセミナーの中で ブレインライティング 法を使った「 合意形成プロセス 」を実施しました。
合意形成プロセスでは、リフレクションを繰り返し、 全メンバーの合意を得る内容です。
多くの人に知れ渡る『 ブレーンストーミング 』は” 発言 ”が主となりますが、 ブレインライティング法 は” 書く ”が主流となります。
『ブレインライティング』の進め方は以下の通りです。
進行役(ファシリテーター)と参加者(メンバー)間で進めて行きます。
そして、ここからが ブレインストーミング とちがうところです。
休憩が終わったら、 新和図法へと移行します。
リーダーの出したカードの周囲には、 メンバーのカードが配置され、 グループが形成されます。
全てのグループが形成されると、 ファシリテーターが 「 各グループのカードを全て見ながら、そのグループのタイトルを付けてください。 」 とお願いします。
するとメンバーは、 グループ内に配置されたカードから、 共通する意味や言葉を探しながら、タイトルの合意形成を行います。
それぞれのメンバーがカードを置くとき、 カードの意味を説明しなければなりません。
説明には、 相手に理解させる責任が生じるため、 周囲の様子を見ながら試行錯誤して説明を行います。
また、 説明を受ける側も「 批判・否定せずというルール 」 を前提に理解しなければならない責任 が生じているので、 自然と傾聴状態に入ります。
ブレインライティング後の 『 親和図法 』 で、 実体験することで 『 合意形成プロセス 』 に必要な 態度・姿勢 を学びます。
もしも 『 合意形成中 』に 「 なに? 」「 なぜ? 」「 どうして? 」という言葉が出てきたら注意をしてください。
『合意形成』では、 なに? なぜ? どうして? ( NND質問 )は多様は避けた方が良いのです。
NND質問は 「 叱られている ・ 怒られている 」 と捉われる可能性があり、 心理的安全性が損なわれます。
NNDは、 相手の思考や発言を止めてしまう可能性があるので、 代わりに次の言葉を使って、 質問というより相手の思考を促すような言葉を投げかけます。
繰り返しますが、 質問ではなく相手の思考を促すような言葉と口調が大切です。
相手が話し出しやすいよう声がけすることが大切です。
ブレインライティング法は、 良好な合意形成の体験を通じて、 説明力と説得力を身に付けることができます。
他にも次のことを学習することもできます。
詳しくは次回おはなししますね。
※ブレインライティングは改善ファシリテーション研修の中で多く採用している手法です。