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リーチアウト は伸びる会社に必須!?

本日は 「 リーチアウト 」 に関するお話です。 Facebook 等の SNS のやり方を教わって、 自分でやってみたら、 商品が売れたり、 多くの仲間と繋がり、 より広い世界が広がった。

この時、 SNS のやり方を教えた人からすると 「 ただやり方を教えただけ 」なのに、 SNS を始めた本人にとっては、 教わったこと以上の成果を得て、 嬉しい気分になることがあります。

このように、 教えたことを実行し、 周りが笑顔になってくれたら、 リーダーにとっても嬉しくなる瞬間ですよね。

リーチアウト で期待以上の成果を出す

 何かを教え指導し、 相手が行動を起こし、 自分では出すことのできない成果を、 ( 間接的に ) 手に入れることを リーチアウト と言います。 伸ばした腕の長さ ( リーチ ) で 「 届かないところに手が届く。 」 ということで「 リーチアウト 」と名付けられています。

 「 リーチアウト 」は、 コーチングでも多用されるテクニックです。 様々なテクニックありますが、私が多用するのが「シンプルな質問」です。 難しい質問では NG で、 シンプルであることがポイントです。

リーチアウト

難しい質問は思考を複雑化し、行動しなくなる

 コンサルタントやリーダーは、 もっと成果を出して欲しいという想いから 「 もっとムダをなくせるでしょ? 考えてごらん。 」 という質問を投げかけます。

しかし、 この質問では 「 何を考えるか? 」 が含まれていないため、 これでは人は行動したいという感情を呼び起こすことができません。 難しい質問は、 思考を複雑にしたり、 思考を停止させるなど、 行動に直結しにくくなります。

行動したいという感情を呼び起こすには、 「 解りやすいシンプルな質問 」 が効果的です。
「 解りやすいシンプルな質問 」は、 脳内にギャップを作り、 ギャップを解消しようと思考や行動します。

リーチアウト を起こすには脳内に○○○○を作る

 繰り返しになりますが、私たちの脳はギャップを認知すると、 思考を始めるクセを持っています。
たとえば、 脳が A という事柄と B という事柄の間に違いや違和感を認知すると、 「 ん? なぜ違うんだろう?? 」 「 この違和感はなんだろう??? 」といった感じで、 A と B の間に生まれるギャップを埋めようと思考を始めます。

 そして、 脳がギャップを埋めようと思考している間に、 別の C という事柄が閃いたり、 その理由を考えることで「 納得感 」を得ます。
この納得感は、 後の行動力に大きく影響し「 モチベーションの継続 」に繋がります。
ギャップを埋める支援はコーチングで行うのですが、コーチングにより リーチアウト が起きやすくなるのです。

私は、 この思考理論を「 AB理論 」と呼んでいます。

思考や行動や止めてしまう瞬間とは?

 私は 500 名を超えるメンバーに改善のコーチングをしておりますが、 チームの 改善に対する「 行動 」 を長年観察していると、 面白いことに気付きました。

それは
「 改善目標を達成したチームは、 思考も行動も止めてしまうということです。 」

 例えば、研修プログラムの「 問題解決 」行動 ~改善指導実習~ で「 4 日間でムダを半分にしましょう。 」という改善目標を与え、 改善活動を始めると、 ほぼ全チームが 2 日目の時点で改善目標を達成してしまいます。

すると、 まだ残り2 日間も時間があるのに、 改善しようという行動を止めてしまったり、 新たな閃きを求めて思考をすることも止めてしまいます。
まるで、 自分自身にリミッターをかけてしまっているかのような感じに陥ってしまいます。

一度止めてしまった思考や行動を再度起こさせるには?

 チームが改善思考を止めてしまっている状態に陥ったときこそ、 「 リーチアウト 」に火をつけるタイミングです。

そうです、 「 シンプルな質問 」 を投げかけるのです。

その質問とは!
小中高で習った物理・化学・算数の単位を用います。

  • これってなぜこの向きなの?
  • なぜこの角度なの?
  • なぜこの位置なの?
  • なぜこの高さなの?
  • なぜこの面積なの?
  • なぜこの奥行きなの?
  • なぜこの間隔なの?
  • なぜココが中心なの?
  • なぜこの加熱なの?
  • なぜこの時間なの?
  • なぜこの力で締めたの?

こうしたシンプルな質問をすることで、 一旦止めてしまったメンバーの改善思考を促します。
この質問の意図は、 メンバーの直感や感覚だけに頼るのではなくて、 きちんと数値や理論、 根拠、 法則、 原理等によって考えることです。

例えば、「 向き 」や「 角度 」であれば○○ °という表現ができますし、 「 位置 」や「 高さ 」、「 奥行き 」、「幅」であれば○○ m、「 面積 」は○○ m2、「 加熱 」なら○○ ℃、時間なら○○ 秒、「 力 」なら○○ N 等です。 具体的に数値と単位で表現されると、 もっと使いやすく、 楽に作業するにはどうすればよいのかと、 改善する思考が働き始めます。

ちなみに「 質問 」するときは、 メンバー達が時間を持て余して雑談をしている時を狙います。
黙っているときより、 雑談で対話のポテンシャルが高まっている状態をねらって、 「 質問 」を投げるのです。

だからこそ、 小中高で習ったような単位や用語を使用して、 質問を繰り返すのです。

先日こんな報告があり、 私も嬉しくなりました。

 先日、 改善研修を受け続けているリーダーから、 LINEが届きました。
その改善の内容は 「 ウチの部署でもこんなの作りました! 」というもので、 2 本の動画が添付されていました。

1 本目の動画は
重量物に手を伸ばし、 とってを握り、 腰を曲げ、 上に持ち上げながら重量物を手前に引っ張り出すという動画。
重量物の重さは 「 よいしょっ! 」 と声を出さないと持てないくらいのものです。

2 本目の動画は
てこの原理を使って、 軽々とモノを持ち上げ、 動作も作業時間も半分でラクラク作業している動画。

つまり、 改善前と改善後の動画を 2 本送ってくれていたのです。

改善の報告を送ってくれた嬉しさもあったのですが、 それ以上に動画を見たときの閃きや発想に驚愕しました。
内容がものすごいので、 ぜひ 『 多くの方にも見て頂きたい! 』 と思うのですが、 残念ながら守秘義務によりお見せできません。

ちなみに、 動画を送ってくれたリーダーは、 毎月 3 時間ほどの改善トレーニング受けているメンバーの 1 人です。

伸びる会社と伸びない会社の違い ~ リーチアウト 力が試されている~

簡単な質問で、 モチベーションに火をつける。
すると、 AB理論が回り出し、 目標を超える成果を出し始めます。
そして、 その結果が自信となり、 モチベーションの継続に繋がるのです。
思考を複雑化させないためにちょっとした 「 質問 」 がリーダーに必要なスキルです。

 私は今まで 180 社以上の会社とお付き合いをさせて頂いておりますが、 数時間ほど話しをするだけで、 だいたいの会社の雰囲気を掴めます。
中には 「 答えを教えてくれたら、 その通りやります。 」 といった雰囲気の会社がありますが、 そのような会社は 「 考え方 」 を知ることより 「 解答 」 を求める社風なのでしょう。 上から言われたことをやっていれば、 評価される会社なのだと思います。

研修実施してきた私として言えることは、 言われたことをやっている会社よりも、 自ら考える力を会得し実践を続けている会社の方が、 確実に成果を出しており、 なおかつ若手に活気があります。

 シンプルな質問を繰り返し、 考える力を会得することが VUCA 時代に適した人を育てます。

何を( What )、なぜ( Why )、どのように( How, How to )をバランス良く進めてみませんか?
時間はかかるかもしれませんが、 自ら考え行動する「 思考ループ 」を育成するお手伝いをしたいと私たちは考えております。

ループ理論
シンプルな質問で VUCA の時代に必要な思考を育てる。
それには 思考力の成長ループを考慮した教育が効果的。
この記事を書いた人
問題/課題解決や改善活動とコーチング心理学・NLP・LABプロファイル®を組み合わせた「新5S思考術」を得意分野とし”その気にさせるきっかけ”を経営者や管理職などのリーダー向けにコンサルティング支援やセミナーを通じて広めている。企業コンサルティング支援実績は、2020年3月現在約180件。年間延べ約3400名に講演/セミナーを行っている。
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