お掃除活動でない新5S思考術について7月13日から計8回にわたってお話をしてきました。
今回がSeason1の最終話です。
新5S思考術は、あらゆる仕事のシーンで使うことのできる改善思考を鍛える人材育成のモデルです。
「改善×心理学」である新5S思考術の威力と魅力を感じてください。
整理・清掃・整頓が進んだ職場はとても清潔になります。
「なぜか?」っていうと、不必要なモノもなく掃除がしやすく、人の動作も少なくなり飛散するホコリも低減するからです。
それじゃ、せっかく清潔になった職場を元に戻さないようにないようにするために「ルールを決めよう」とするのが「清潔」です。
ルールとは「誰がやっても同じ結果を出せること」ですから、置き場所を決めて誰もが同じ場所における様にする活動です。
具体的には、整頓で置き場所・置き方を決めたら、この内容を徹底的に表示をすることです。
どこに・なにを・どのくらいの数量(いくつ)・どうやって置くかなど、周りの人にわかるようにルールを決めます。
また、ルールはリーダー自らが作るより、あなたの部下や後輩に決めてもらうと良いでしょう。
なぜならば「自分で決めたルールは守る。」という人の心理を応用してルールを守る職場を育て上げるためです。
最後は躾です。躾は「みんなで決めたルールを守ること」です。
すいません。整理・清掃・整頓で熱く語ったわりに躾はこれだけなんです。
それでは、新5S思考術のポイントを写真を見ながらおさらいしましょう。
いるモノといらないモノを分ける。
いらないモノは棄てる。
よく使う物は近くに。あまり使わない物は遠くへ置く。(距離置き)
必要なモノはピカピカに磨き上げる。
にくいを探す
いろんなモノを棄てました。(左整理・清掃前・右整・清掃理後)清掃後はホコリ1つもない状態。でもこれでは清掃しにくいと気付く。
1秒でも早く取り出せる置き方。
1秒でも早くおける置き方。
モノの置き場所がハッキリ解って、取りやすいように整頓したけど、まだまだ秒単位の改善はできそう。
たしかに、写真の様なはめ込みをする置き方(姿置き)をするとキレイに見えるけど、ちょっと取りにくいよね。
スポンジシートが余ったので、それを型枠の中に入れたらモノが飛び出した状態で取りにくいが取りやすくなった!
このような小さなアイデアを出し続けることで改善力と閃き力が成長します。
大きな改善に挑まないようにリーダーがアドバイスしてみてください。
う~ん
のりなんだけどさ~
取り上げて使う場合、糊のボトルを逆さまにして糊の排出口に到達するまで待ち時間があるんだよね。
その待ち時間は、およそ5秒。
これってムダだよね。
ボトルを逆さまに置くと、最初から糊が排出口に到達しているので直ぐに使うことができました。
改善中、逆さまに置くと糊が口から出てきてしまうのでは?という意見もあったけど、とりあえずやってみたら大丈夫でした!
糊が落ちるまでの時間が5秒から0秒に短縮!
おまけに、ボトルを取り上げる時間と置く時間も短縮できたんです!
整頓では、1㎜1秒の改善を繰り返すことが大切です。
小さな改善成果でも、しっかりとフィードバック(褒めるや声がけなど)をしてください。
メンバーでルールを決める。
決めたルールはみんなで守る。
新5S思考術をコアに様々なマネジメント側面の改善に枝を伸ばすことができます。
新5S思考術を学びながら、改善成果と部下や後輩の成長ストーリーを描いてみませんか?
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